アガベ ハデス(Agave titanota “Hades”)

アガベ ハデス

— ハデス(Hades / 黒帝斯 / 恐竜牙歯) 品種説明 —

概要

ハデスは、シーザーとほぼ同時期に登場したアガベ・チタノタの人気ネームド株の一つ。
子株の時期には黒みを帯びた葉色と長く鋭いスピンが際立ち、成長とともに鋸歯の面積が広がり、力強く厚みのあるフォルムへと変化していきます。
この「成長による変貌」が観察できる点こそ、ハデスが多くの愛好家を惹きつける最大の魅力です。

形態の要点

ロゼット: 成長とともに締まりを増し、重厚感のあるキャベツ型のロゼットを形成。
葉: 幼株では深い黒緑色を呈し、成長に従ってやや明度を帯びたマットな質感へと変化。
鋸歯: 幅のある棘と長いスピンが特徴。鋸歯は次第に発達し、荒々しくも立体的な輪郭を生み出す。

フォルムとバリエーション

ハデスはその鋸歯の造形などから、他のネームドとは一線を画す存在です。
別名として「黒帝斯(コクテイキ)」「インフェルノ」といった呼称も流通しており、いずれもその“黒き帝王”を想起させる名が付けられています。
アメリカではインフェルノといった呼称が定着している。
また、「恐竜歯牙(キョウリュウシガ)」とも呼ばれ、ハデスの名が示す力強さと荘厳さを象徴しています。

成長過程と変化

ハデスのもう一つの魅力は、その成長変化です。
子株の段階では黒々とした質感と細長いスピンが印象的ですが、成長とともに鋸歯が発達し、よりいかつく重厚な印象へと変化します。
このダイナミックな変貌を実際に目にできる点が、育成の楽しみをより深いものにしています。

コレクション価値

ネームド・チタノタの中でも“変化を楽しむ”という点で唯一無二の存在。
黒みを帯びた葉色、迫力ある鋸歯、そして成長による造形の進化が揃うハデスは、コレクションにおいても際立つ個性を放ちます。

NR Plantsの見解

NR Plantsでは、ハデスを“変化と闇の美”を象徴するチタノタとして位置づけています。
幼株の静かな黒、成長後の荒々しい造形、そしてその間に現れる数々の表情。
それはまるで光と影を行き来するような芸術的変化であり、ハデスという名の持つ神話的な深みを感じさせます。

ひとことで

ハデスは、チタノタの中でも“変化の美”を体現する存在。
黒く静謐な幼株から、重厚で迫力ある成株へと姿を変えるその過程は、まさに生命のドラマ。
白鯨が「静の極み」、シーザーが「動の象徴」なら、ハデスは「変化の神話」と呼ぶにふさわしい。
それが、NR Plantsが考える「ハデス」という名の意味です。

ハデス ギャラリー

NR Plants

アガベハデス

成長を楽しめる株です。

2025/11/10 NR Plants

NR Plantsでは、アガベハデスの魅力をより多くの方に伝えるため、
皆さまがお持ちの白鯨の写真をギャラリー形式で掲載しております。
個体ごとの表情や育て方の違い、仕立ての美しさを共有することで、
ハデスという品種の奥深さを感じていただける場を目指しています。

写真掲載の募集について

現在、ハデスギャラリーでは写真掲載のご協力を募集しています。
ご自宅や温室で育てている白鯨の写真をお送りいただくことで、
NR Plants公式サイト内にて「オーナー名(任意)+個体名」とともにご紹介いたします。
撮影の際は、ロゼット全体が分かる角度や特徴的な鋸歯が伝わる構図をおすすめします。

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